次のライブループを考えていきましょう。
live_loop :foo do
play 50
sleep 1
end
なぜ:foo
という名前をつける必要があるか疑問を持つかもしれません。この名前は、このライブループが他のすべてのライブループと異なっていることを示すために重要です。
同じ名前で実行中の2つのライブループが存在することはできません。
これは、複数同時にライブループを実行したい場合、それぞれに異なる名前を付ける必要があることを意味します。
live_loop :foo do
use_synth :prophet
play :c1, release: 8, cutoff: rrand(70, 130)
sleep 8
end
live_loop :bar do
sample :bd_haus
sleep 0.5
end
各ライブループを個別に変更し更新できます。そしてすべてちゃんと動作します。
既に気づいているかもしれませんが、ライブループは、以前に見てきたスレッドのcueのメカニズムを使用して自動的に動作します。ライブループがループするたびに、それが新しい名前を持つライブループのcue
を生成します。これにより、cue
をきっかけに何も停止せずにサウンドのループを同期させることができます。
次のような同期されていないコードを考えてみましょう。
live_loop :foo do
play :e4, release: 0.5
sleep 0.4
end
live_loop :bar do
sample :bd_haus
sleep 1
end
それを停止することなくタイミングと同期を修正することができるかを見てみましょう。まずは、foo
ループ内のsleep
の引数を0.5に変えてみましょう。
live_loop :foo do
play :e4, release: 0.5
sleep 0.5
end
live_loop :bar do
sample :bd_haus
sleep 1
end
まだ終わりではないですね。あなたはビートがまったく合っていないことに気付くでしょう。これはループがずれているからです。他と同期するように、それを修正していきましょう。
live_loop :foo do
play :e4, release: 0.5
sleep 0.5
end
live_loop :bar do
sync :foo
sample :bd_haus
sleep 1
end
おおー、すべてを停止することなく完璧に同期しましたね。
さあ、ライブループを使ってライブコーディングを始めましょう!